【ダン戦】楽園【バンカズ アミ視点】

私の名前はアミ。
この頃の楽しみは、小さいころから仲のよかった男子二人を眺めること。

「バン〜!アンパンくれよぉ〜!」
「これは俺のだから!ほら、もう食べちゃったし!」
「だからなんだってんだ!」
ぱくっ
「あぁ〜!俺の食べかけのパン、カズがくったぁ〜!」
「へへっ、いただきぃ!」

もうこれは眺めるしかないでしょ。

何を隠そう、私は中学生にして三年来の筋金入り腐女子よ!

幸いにも、私のすぐ横にはイケメンが二人並んでいる。

しかも無意識だか知らないけど、かなり私の脳に突き刺さる言動が目立つし。

「アミ!勝負だ!」
「いいわよ、バン!」

今日もキタジマで、私とバンとのバトルが始まった。
私はいつもバンに負けてしまう。
実力差、というのもあると思うけれど・・・
それよりも大きな原因がある。
それは・・・カズの応援。

「いけぇー!バン!攻めろぉ!」
「アミ!がんばれ!あっ、バン!左だ!」

「攻め」とか「左」とか・・・気になってしまう、どうしても。

「あっ!アミ、なによそ見してんだよ!」
「もらいっ!」
『アタックファンクション ライトニングランス』
「あ〜あ、負けちゃった。」

まぁ、いいか!今日の夜のオカズはこれで決まりね!



「なににやにやしてるの、アミ。」
「だよな。」




サーセン。カズは絶対受けだよね!っていう鈴音の妄想がバクハツしましたw

カズぅぅぅぅぅううううう!!!


『俺、なんか変なこといったか?』




またしても数分クオリティサーセン><